2024.05.17ブログ

巻き爪が痛い!応急措置でできることは?

巻き爪になっていて痛いと感じる理由は、爪がひどく曲がってしまい、それが皮膚に食い込んでいくからです。通常、爪によって皮膚に巻き込む力が働いても、皮膚のほうでも爪を押し返して、正しい形を守ろうとします。しかし、歩き方が良くなかったり、小さすぎる靴を履いていたり、といった原因でこのバランスが崩れ、巻き爪が起こるのです。

そのままではどんどん爪が皮膚に食い込んできて、炎症や化膿を引き起こします。巻き爪で痛いと感じているのであれば、どの程度まで進行しているかを確かめなくてはなりません。皮膚が赤もしくは赤紫色をしていて炎症を起こし、膿んでいるといった状態なら、すぐに対処しなければなりません。この状態ではセルフケアは難しいので、医療機関の受診をおすすめします。

一方、そこまでの症状でないならば、ご自分でできることもあります。とりあえず応急措置として、痛さを和らげるだけであれば、医療用のコットンを爪の食い込んでいるところと皮膚の間に押し込んで、緩衝材とすることができます。

もしくは、テーピングで爪の食い込みを和らげることもできます。食い込みとは逆方向にテンションがかかるように、テーピングをすることで痛みを軽減できるでしょう。

また、絆創膏を使う方法もあります。指全体を巻くように絆創膏を貼り、中央のコットンの柔らかいところが爪と皮膚の間に入るように押し込みます。

その他の方法として、爪の切り方を工夫しましょう。あまり短く切らずに、指先と同じくらいの長さ、もしくは少しだけ出るくらいにカットします。この際、爪の両端を丸くしてしまうと食い込みやすくなるので、角ばった状態か台形に切ると良いです。

ただし、これらの方法はあくまでも応急措置に過ぎません。巻き爪で痛いということは、ある程度症状が進んでいる証でもあります。そのため、放置せず、応急措置をして痛みを和らげたら、できるだけ早く、病院を受診し、治療を行うのがベストです。