2024.05.22ブログ

巻き爪の正しい切り方とは?

巻き爪にお悩みの方は、爪の切り方を見直しましょう。爪の切り方を工夫することで、症状を改善したり、進行を遅らせたりできます。そこで、正しい方法をチェックしてみます。

爪を切るタイミングは入浴後が基本です。爪が熱と水分によって柔らかくなっているので、思ったように切れるからです。

爪切りは刃の部分が丸いものではなく、直線の刃のほうが適しています。巻き爪防止のための切り方としては、爪を四角に仕上げるのが良いからです。端のほうを短く丸くしてしまうと、巻き爪が起こりやすくなります。「スクエアオフカット」と呼ばれる形状に仕上げましょう。正面から見て爪をまっすぐに切り、全体が直線になるようにします。そのままだと角が尖っていますので、その部分を少しだけ斜めにカットして、丸くなるように仕上げます。

この際、深爪は絶対に避けてください。爪をかなり短く切ってしまうと、その分爪が皮膚の中に入り込みやすくなり、巻き爪のリスクが高まるからです。爪の白い部分が多少残るくらいにしましょう。

もし、巻き爪気味になっているのを改善したいと思っているのであれば、もう少し長く残します。具体的には、足指の先にかかるくらいまで残しておきましょう。その分、伸びてきた時の切る頻度が多くなりますが、巻き爪防止のためには有効だということを意識しておくべきでしょう。

切り方の注意点として、皮膚まで切らないようにすることが挙げられます。爪が食い込み気味になっていると、皮膚まで爪がかかっているので、どうしても皮膚を傷つけてしまう恐れがあります。一気に爪を切るのではなく、様子を見ながら少しずつ切っていくと安心です。

すでに皮膚に炎症や化膿が見られる場合には、病院に行くことを考えましょう。爪を切ることで皮膚をさらに傷つける恐れもありますし、切った爪は尖っていますので、それが皮膚を傷つける原因となることもあるからです。まずは、治療を考えることが先決です。