2024.05.28ブログ

巻き爪を治すには病院に行くべき?どんな形で治療は進むの?

巻き爪は足に関するトラブルとしては多い症状で、実に10人に1人くらいの割合でなるとされています。特に足の親指に起こりやすく、単に見た目が悪くなるだけでなく、爪が皮膚に食い込んで痛みや炎症が生じ、ひどいと化膿することもあります。巻き爪の症状の程度は人によって異なりますので、すべての人が病院での治療を必要としているわけではありません。

たとえば、多少巻いている程度であれば、爪の切り方やサイズに合った靴を履くなどの対策で改善することがあります。しかし、明らかに爪が皮膚に食い込んでいる状態であれば、矯正をしないとひどくなる可能性が高いです。ましてや、皮膚に爪が入り込んで痛みを覚えているとか、炎症が起きているのであれば、すぐにでも病院に行くべきです。

巻き爪の治療では、矯正によって爪の形を正常に戻すことが優先されます。いきなり外科手術をするということはありません。それだけに、症状が軽いうちだと矯正がしやすいので、できるだけ早く病院に行くことが肝心です。症状が重くなってからだと、特殊な薬品や手術が必要となり、きれいな爪を残すことが難しくなるかもしれません。

病院では、ワイヤーやクリップなどを使って、爪が正しい形になるように矯正します。数か月から1年以上の期間の治療となり、矯正中は基本的にずっと、爪の上にワイヤーが固定されていたり、クリップがはめられていたりという状態となります。もちろん、そのまま靴を履いて普通通りに歩くことが可能です。

矯正が進むと少しずつ爪の形が戻ってきますので、定期的に矯正器具を交換していくことになります。そのために、数週間に一度は病院に通い、経過観察と新しい形での矯正器具の交換を行います。

費用は、保険が適用されるかどうかによっても変わります。どんな治療法があるのか、その治療でどれほどの効果があり、どのくらいの費用となるのかを病院で確かめてから、本格的な巻き爪の治療を始めると良いでしょう。